―― シフトワーク(夜勤業務)の問題解決 ――
- 大変な被害を及ぼしたチェルノブイリ原子力発電所の事故や、人為的な原因による大きな事故は、明け方2〜4時に起きることが多いようです。
これは、夜勤時間帯の中でも、最も体温が下がる明け方、人が一番眠くなる時間帯で、その眠気がミスが起きる原因であると言われています。
- 公共施設等で、多くの人々の生活や生命を預かる責任ある仕事に就いている人々は、自己管理を完璧に行わなくてはなりません。
しかしながら、生活のリズム、体内時計の調整は簡単ではありません。
ブライトライトによる生体リズムの調整は、眠気によるミスをなくし、安全管理だけでなく、夜勤業務をする人々の生活をも守ることができます。
体温低下による眠気のピークがくる時間帯以前に、2,500ルクス以上の明るさを持つ光を受けると、体内時計の遅れが生じ、体温最下点が後ろにずれることにより、眠気のピークを昼間の睡眠時間帯にシフトすることができます。また、帰宅後は、眠りに眠りにつきやすくよりリラックスできると言われています。
米ハーバード大医学部の研究グループは、太陽光などによる調整原理を応用して、勤務時に一般のオフィスの明るさの約6-12倍にあたる2,500ルクスの蛍光灯を上部から照射することにより、眠気が訪れる時間を遅らせるシステムを開発、1993年に販売会社を設立しました。
米航空宇宙局(NASA)や、発電所、石油精製所など、既に米国内の8ヶ所の施設で採用され、日本では関西テックが販売権を取得、関西電力の大阪発電所や、神戸給電所、そして、関西国際空港エネルギーセンター等に導入しています。これらの、大型の施設に対しては、施設自体にブライトライトを組み込み、また、従業員それぞれに対しての細かなコンサルタントを行っています。
(写真は、株式会社関西テック提供。 www.kansaitech.co.jp)
- 単に明るい光ではなく、より自然に近い光線を開発したフィリップスは、SADや、不眠症だけでなく、ウィンターブルー、体内時計のずれから起きる体調不良のために、ブライトライトを開発しました。
実際、通常の蛍光灯などの偏った波長で暗い光源しか使用しない、一般家庭や、事務所には、良質な明るい光が必要とされています。
- 航空局やパイロットだけでなく、受験生や、看護婦、工事関係者など、集中力を必要とする時間帯をコントロールする必要がある人々には、ブライトライトは欠かせないツールとなりつつあります。